西多摩 PCR検査数が増加 観光客由来の拡大神経質に
新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が、全国的に大きな歓楽街を抱える地域を中心に過去最多が相次いでいる。西多摩の感染者数もじわり増えており、青梅、あきる野、福生の3市に設けられたPCR検査センターの検査数も増加している。
西多摩8市町村の感染者数は26日時点で、48人。青梅市が14人、あきる野市が14人、福生市が11人、羽村市が6人、瑞穂町が2人、日の出町が1人、奥多摩町と檜原村はいずれも0人を続けている。夏休みを迎え、都民の間で西多摩の観光需要度が高まっている。住民の間では観光客由来の感染拡大を懸念する声があり、神経を尖らせている。
PCR検査センターは青梅市に4月、福生市に月、あきる野市に6月に設置された。都の1日当たりの感染者数が200人を突破したころから検査数の増加が目立っている。設置したころを基準にすると3倍になった所もあるという。増加の背景にはかかりつけ医を通して、検査が受けやすくなったことも要因の一つと見られ、増加傾向はしばらく続きそうだ。
福生市のPCR検査センターは屋内に設置されてきたが、検査数の増加に対応するため屋外への設置が検討されている。(岡村)