プレーヤーとして青梅を元気に Iwakura Experience代表 本橋大輔さん(42)

「岩蔵野菜」のオリジナルバッグを手にする本橋さん。静かな語り口だが、地域への思いは熱い

自身の出身地、青梅市吹上を含む同市東部の岩蔵地区を盛り立てようと2018年に任意団体Iwakura Experienceを設立。現在まで代表を務める。「生まれ育った青梅に貢献したい」との思いをプライベートでも実践する。

本業は青梅信用金庫の職員。慶應大学に在学中、同じラグビーサークルの仲間がそろって都心の企業に就職を決める中、自分だけが地元の信金一本に絞って就職活動をした。父が同市の職員だったこともあり、「地元以外で就職することは考えていなかった」という。

入行後10年ほど支店で経験を積み、33歳で本店の経営企画課に所属。35歳の時、青梅青年会議所(JC)に入会し、公私で地域のキーマンや同世代の仲間と出会う機会が増え、人脈が広がった。

数年前、JCの地域イベントの長になり、塩船観音のライトアップを企画。2日間で2000人を超す人出があり、盛況を収めた。これまで信金職員として地域の人(プレーヤー)をサポートする役に徹してきたが、「プレーヤーになる面白さを初めて知った」。

プレーヤーとして地域に関わろうと立ち上げたのが
Iwakura Experienceだ。「自然・食・アート」をテーマに岩蔵地区の魅力を発信する。特に「食」に注目し、地元の農家が作る野菜を「岩蔵野菜」と名付けブランド化を図る。

読書が好きで、書物から活動のヒントを得ることが多い。コミュニティーデザイナーの山崎亮さんの本や、デービッド・アトキンソンの『観光立国論』に影響を受けているという。(伊藤)