リアル!牛の手ぬぐい あきる野市 きれ屋が販売

「注染」と呼ばれる伝統的な技法で染めた牛柄の手ぬぐい

白地に黒い模様が乳牛を連想させる。妙にリアリティーがあるのは、実在する牛の斑紋をそのまま使っているからだろう。あきる野市五日市の手ぬぐい店「きれ屋」(安藤諭店主)が作った干支手ぬぐいだ。

モデルになったのは、同市瀬戸岡の田中牧場の乳牛。店主の安藤さんが30頭ほどの牛の中から1頭を選んで撮影し、その模様を使ってデザインを起こした。

同店は通常、客からの依頼を受けオリジナルの手ぬぐいを制作する。例年暮れに発売する「干支手ぬぐい」だけは安藤さんが「好きに作る」という。例えば巳年の手ぬぐいにはヘビの鱗紋を、未年は「ひつじ雲」の柄を使用。子年は手ぬぐいの四隅に「ね」の文字を配置し、「ねすみ手ぬぐい」と名付けた。

手ぬぐいは1枚1100円(税込)。問い合わせは042(596)5144(月曜〜金曜10時〜17時)まで。(伊藤)