青梅 旬菜と手打ち蕎麦・うどん「稀星」 品数豊富な日替わり弁当

ボリューム満点。700円(右)と1000円の弁当

下奥多摩橋近くの旬菜と手打ち蕎麦の店「稀星(きらら)」(青梅市千ヶ瀬町)は緊急事態宣言の間、店内営業を休み旬の野菜や地元産の食材を使った品数豊富の日替わり弁当を販売している。おかずは店主の若林里実さん(57)手作り。野菜中心だが、鶏肉や大豆でたんぱく質も摂取でき、栄養豊富でリピーターが多い。

弁当販売は昨年の緊急事態宣言で店内営業を休んだとき、客の要望を受けて始めた。おかずの種類と量を変え580円、700円、1000円の3種類と、380円のお子様弁当を提供。今年から販売している700円が特に人気。「いろんな味を楽しんでもらいたい」と、醤油味の筑前煮、サツマイモのレモン煮、大豆レンコンの甘辛煮など味付けの違う惣菜が10種類に産地直送の北海道産ゆめぴりかのごはんがつく。

「ごはんはいらないからおかずを多めに」「肉をしっかり食べたい」などの要望も可能な限り受けている。「個別に相談に乗れるところが、個人店の強みだと思います」と若林さん。

店は「とうきょう特産食材使用店」にも認定されている

弁当販売は当面続ける。前日までの予約制。市内のみ前日14時までの注文で翌日11時~14時に宅配が可能。火・水曜定休。問い合わせは0428(24)3266まで。(藤野)