奥多摩 大丹波国際虹鱒釣場のラーメン 昔ながらの懐かしい味
奥多摩町の大丹波国際虹鱒釣場の食堂で、寒い季節に特によく出るのが、鶏がらベースのしょうゆ味のラーメン(600円)。1956(昭和31)年の創業時から変わらない味だ。代々受け継がれたさっぱりとしたスープは、思わず飲み干したくなる。
地元住民に人気があるのはカツ丼(800円)だ。地域の祭りの後に出前で頼まれることが多い。その他、カレーライスや餃子定食、マスのフライ定食などもある。昨年3月にリニューアルした食堂は清潔感があり、広々としたテラス席もある。
食事を提供するのは場長の須崎冬樹さん(57)。10年ほど前、釣場で働き始めた。食堂の料理長をしながら釣場の管理も担っている。
須崎さんは高校生の頃にも釣場でアルバイトをしていた。「釣場の上流まで料理を運ぶのにバイクを使っていて、それに乗りたくて釣場で働いていたんだよ」と笑う。「一昨年は台風19号で大きな被害を受けた。昨年は新型コロナウイルスの影響で食堂を閉めざるを得ない時期があった。今年は何事もなく営業できるのが一番の願いだね」と言う。
営業時間は7時半〜16時(食堂は11時〜13時頃)。3月〜11月は無休。問い合わせは0428(85)2235まで。(鋤柄)