奥多摩駅2階 ポートおくたま 移住者も活躍できる場に 奥多摩の新たな産物を扱う

奥多摩駅舎2階「ポートおくたま」は観光客が電車の待ち時間を安心して過ごせるだけでなく、何度も足を運びたくなるような食事、思わず手にとりたくなるバラエティー豊かな商品で訪れた客の心を掴む。昼食時には観光客だけでなく地元客も多く訪れる。

本格的なスパイスでつくる特製ドライカレー(850円)や、鶏ひき肉を丁寧に炊き上げ香味油で仕上げた鶏そぼろ丼(850円)が自慢の「SOBATARO CAFE」。自家焙煎のコーヒーを提供する「GottaCoffee(ガタコーヒー)」では東京アドベンチャーラインcoffee(100㌘650円)をはじめオリジナルブレンドの豆も販売している。町内でクラフトビールを製造販売する「VERTERE(バテレ)」や青梅市の御嶽駅近くに本店を構える中古アウトドアショップ「Maunga(マウンガ)」などのショップも入る。

100㌘入りは 1500 円(写真は 50㌘)

移住者が商品化した新しい奥多摩土産を買うこともできる。「TOKYO OKUTAMA FACTORY」が手がける柚子バター(50㌘800円)や柚子胡椒(40㌘900円)は香り豊か。町内のユズを、家主に代わり収穫し商品化した。同町公式タブロイド紙「BLUE+GREEN JOURNAL」を手がけるミゲルが監修し、同紙でイラストを担当するヒラノトシユキさんが描きおろしたオリジナルマスキングテープ(450円)は、奥多摩の風景や動物たちが、独特のタッチで描かれている。地元のクラフト作家の作品も充実している。

オーナーの船越さん(左)とガタコーヒーの羽角さん夫婦

オーナーの舩越章太郎さんは「新しいことに挑戦しようとしている人が奥多摩に多く移住してきている。その人たちがつくるものが、町の新しい産物となってほしい。それを応援できる場所になればうれしい」と語る。

営業時間は11時〜17時頃。不定休。問い合わせは0428(85)8630まで。(鋤柄)