檜原村 東京チェンソーズの「山男のガチャ」ウッドデザイン賞受賞

ガチャ小屋も東京の木で手作りしている。中身の製品は無垢の木で作られ、色や形、木目や節の有無などが一点ずつ異なる

東京チェンソーズ(檜原村、青木亮輔社長)が手掛けるカプセルトイ「山男のガチャ」が、ウッドデザイン賞2021を受賞した。

同賞は木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みを消費者目線で評価し、表彰するもの。7回目となる今回は、応募総数433点から191点が受賞した。

昨年夏から販売されている「山男のガチャ」は、「木を使って人の心を豊かに、身体を健やかにしているもの」を対象とするハートフルデザイン部門で受賞。同社が進める木を1本まるごと使い切る取り組みの一環で、木材市場に流通しない規格外の素材を使って開発され、売り上げが地域の森づくりやシルバー世代に還元される点などが評価された。

受賞に際し青木社長は「受賞は大変光栄です。今後も東京の木をより身近に感じていただけるような取り組みを続けていければ」と話す。

「山男のガチャ」は現在、西多摩の観光施設やコンビニなど36カ所に設置されている。中身はバードコール、キーチェーン、マグネット、箸置きなど約種類で1回500円。問い合わせは042(588)5613まで。