連載:西多摩御朱印さんぽ 檜原村 大嶽神社

御朱印好きの記者が、西多摩でお気に入りの朱印と神社の歴史などを紹介する連載を始めます。読者の皆さんからの情報もお待ちしています。(藤野)

 ご神体の大岳山と、かわいらしい2頭の狛犬が特徴的な御朱印。大岳山の山頂に本宮があり、御朱印は麓の里宮で、300円で授与している。約10年前から権禰宜の吉野朱美さんが授与を始めた。

 1759年から本宮を守る古い狛犬をモデルに印を作り、19年5月から押している。現在はコロナ禍のため、境内に書置きを置いている。

 本宮は111年創建、約2000年の歴史を持つ古社で、里宮も創建から約500年が経っている。大国主命、日本武尊などを祀る。かつて日本武尊が大岳山の連峰を通った際に、2匹のオオカミが先導し道案内したと言われており、狼信仰が根強い土地。玄関に貼る盗難除けの護符も300円で授与している。

 このほか狛犬印の画像を配した御朱印帳を1700円で授与している。

 手水舎の水は大岳山から流れる沢の水を引く。敷地内の枝垂れ桜は4月中旬ごろが見ごろ、紅葉の季節は色づいた大岳山を臨むことができる。

檜原村3089(里宮)
042(598)0485
御朱印授与時間:9時〜16時
武蔵五日市駅から西東京バス藤倉行きで約30分、バス停から徒歩約10分。本宮は里宮から徒歩約2時間30分。