檜原村 数馬の湯 丸太輪切りのヒノキ風呂 地元間伐材を活用

丸太の輪切りを毎日7~8枚浮かべている
丸太の輪切りを毎日7~8枚浮かべている

 檜原村数馬の「数馬の湯」(鈴木敬支配人)で、ヒノキの輪切りを湯船に浮かべた「ヒノキ風呂」を1月から実施している。香りの良さと見た目のかわいさが客に人気だという。

 地元の間伐材を厚さ5㌢ほどの輪切りにし、面取りして使用。坂本義次村長から「ヒノキの薪を風呂に浮かべてみては」との提案をきっかけに鈴木支配人が考案。見た目も楽しめるよう丸太の輪切りを浮かべると「バウムクーヘンみたいでかわいい」と評判を呼んだ。

 土産物に欲しいという客の要望を受け、3月からフロント前で加工したヒノキの輪切りを1000円で販売している。乾かせば繰り返し使えるという。

 鈴木支配人は「ヒノキには抗菌作用があり、風呂に入れても効果が期待できると思い始めた。良い香りが客の癒やしになればうれしい」と話した。

 同施設は「温泉総選挙2021」のリフレッシュ賞で5位に入賞したほか、特別賞のおもてなし賞を受賞している。

 入場料中学生以上880円、小学生440円。営業時間は10時〜19時。月曜定休だが5月2日は営業する。問い合わせは042(598)6789まで。(藤野)


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