西多摩衛生組合 見学者コースをリニューアル パネルやイラストで理解深める

ごみクレーン実物大パネルの前に立つ構成市町の首長ら
ごみクレーン実物大パネルの前に立つ構成市町の首長ら

 青梅市、福生市、羽村市、瑞穂町の可燃ごみを処理する西多摩衛生組合環境センター(羽村市羽)が、1998年の開館以来初めて見学者コースをリニューアルした。6月1日から見学者を受け入れる。

 同センターへの地域住民の理解を深めること、情報発信機能の強化を目的としている。国が構成市町の環境学習拠点として位置づける「廃棄物処理施設整備計画」に沿い、同組合職員が約2年にわたり計画を練ったという。

 これまでの見学コースには機械の名前や最低限の説明が書かれた案内板のみが設置されており、職員の案内無しでは十分な理解が得られなかったという。

 新しい見学コースにはカラフルなイラスト、詳細な説明文が書かれたパネルを管理棟9カ所、工場内12カ所に新設。パネルを読み進めるだけで施設概要が理解できるようになった。見学者は案内の有無を選べる。

 担当者は「リニューアルオープン後は可燃ごみに混ざった不燃ごみの標本展示など、積極的に新しい展示を増やしていきたい」と話した。

 見学は希望日の1週間前までに電話で予約する。問い合わせは042(554)2409総務課総務係まで。(藤野)