やきとんともつ煮の居酒屋「Re:あれ」が河辺駅前にオープン

何本も注文する客がいるというしろもつ
何本も注文する客がいるというしろもつ

 やきとんともつ煮込みが自慢の居酒屋「Re:あれ」(鈴木竜耶店主)が4月27日、河辺駅南口からほど近いビルの3階にオープンした。とろとろになるまで煮込んだブタの大腸を炭火で焼いた「しろもつ」(150円)が店のおすすめ。溶け出す旨味たっぷりの脂は、特性醤油だれや塩だれとの相性がいい。もつ煮込み(350円)は、ブタの小腸を赤みそと麹みそベースのスープで煮込み、コチュジャン、テンメンジャンなどを隠し味に加えた濃厚な一品。

 肉巻きも人気で、アスパラ、トマト、ニンニクの芽(各200円)などの定番商品から、チーズ入りピーマンの肉巻きなどの季節限定メニューもある。炭火の香りと相性のいいスモーキーなアイラ島産(スコットランド)のウイスキーを複数取りそろえるのも鈴木店主(33)のこだわり。

 羽村市出身。大学で油画を学び、卒業後はブライダルカメラマンとして働いた経歴を持つ。酒好きで、学生時代から居酒屋を開きたいとの夢を持っていた。カメラマンを1年ほどで辞め、「Re:あれ」が入るテナントビル1階の居酒屋「凛空」(原慶介店主)で働き始めた。焼き物はその時学んだという。その後も料理の幅を広げるため、洋食屋やフレンチなどで10年ほど修行を積んだ。

内装や食器選びにもこだわって店を作ったという鈴木店主
内装や食器選びにもこだわって店を作ったという鈴木店主

 コロナ禍で働いていた居酒屋での仕事が減ったことをきっかけに、知人の店の店先で、自身の好物であるもつ煮の販売を始めた。1年後には福生市内の居酒屋を間借りし、煮込み定食を提供するランチ限定の「煮込みやあれ」をオープン。半年ほど営業を続けた。

 凛空で働いて以来、交流を続けていた原さんから「共同オーナーで店を出さないか」との誘いを受け、このほどのオープンに至った。

 「最高のやきとんと煮込みを、ぜひ味わってもらいたい。なかなか居酒屋では飲む機会の少ないアイラウイスキーを低価格で提供しています。座敷席も用意しているので、ご家族でも気軽にお越しいただけたらうれしい」と話した。

 営業時間は17時〜24時。月曜定休。問い合わせは0428(84)0079まで。(鋤柄)