スタジオ 音の森を運営 羽村市の雨倉さん 音楽のことなら何でもお任せ
羽村市川崎のプロギタリスト、雨倉順平さん(29)はレコーディングエンジニア、作編曲家、音楽イベントでの音響設備の手配や音の調整などを行うPA、ギター修理、ギターレッスン、ボイストレーニングまで手掛ける音楽の「なんでも屋」。昨年1月にはリハーサル、レコーディング、ダンスレッスンなどができる「スタジオ 音の森」を自宅の敷地内に建て、運営を始めた。
「音の森」には広々とした25畳のスタジオ、収録した音源を確認したりミックスしたりできるコンソールルームがある。ミュージシャンに納得のいくまで楽曲制作に取り組んでもらいたいと、スタジオ2階には控室もあり、長時間の利用も快適に過ごせる。
雨倉さんは幼少期に歳の離れた姉のドラムの演奏に衝撃を受け、音楽の道に進みたいと考えるようになった。中学生の頃、友人に誘われバンドを結成し、ドラムを始めた。高校は音楽の専門学校に進学。ギターを本格的に学び始めた。19歳で高校時代に結成したバンドで音楽事務所に所属。プロのミュージシャンとして歩み始めた。
音楽活動の傍ら、都心の楽器屋で働き始め、ギター修理などの技術を身につけた。バンドを解散し、事務所も退職。その後はシンガーソングライター等のサポートギタリストとしてライブ出演するようになった。
バンド時代の作曲経験を生かし、数々のミュージシャンにオリジナル楽曲を提供。26歳でギターメーカー「SAITO Guitars」と契約。次第に時間を気にせず制作に取り組みたいと考えるようになったが、時間貸しのスタジオでは納得いくまで楽曲制作ができず、個人スタジオを始めたいと考えるようになった。
雨倉さんは「スタジオはミュージシャンが気持ちよく演奏できるよう、音の反響、吸音、拡散のバランスを考えて設計している。スタジオ利用だけでなく、音楽のことなら大抵のことは解決できると思うので、お気軽にご相談ください」と話す。
スタジオレンタル料やその他サービスについての問い合わせは「音の森」のウェブサイトから。(鋤柄)