あきる野 カフェかわばた 古民家でのんびり

小さな看板が目印のかわばた
小さな看板が目印のかわばた

 あきる野市戸倉の落合橋近くにあるカフェかわばた(山﨑正芳オーナー)は、築100年以上経つ山﨑さん(78)の実家をリノベーションし、4月にオープンした。

 外観は新しいが、室内には古い神棚、太い梁や柱があり歴史を感じる。飾り棚や床の間に山﨑さんが趣味で集める古美術品が飾られる。店舗部分は洋間と和室の2部屋。窓からは川辺の緑が見え、のんびりと休んでいく客が多いそう。

 食事はなくドリンクとスイーツのみの提供。コーヒーは注文を受けてから豆を挽き、ハンドドリップで丁寧に入れる。

山﨑さんの収集する古美術品が飾られた店内
山﨑さんの収集する古美術品が飾られた店内

 市内に家族と暮らす山﨑さんは金融機関を退職後、趣味のアユ釣り、古美術品収集などを楽しんでいる。実家近くには釣り、ハイキングなどで訪れる人が多いが、休憩場所がないことから、「生まれ育った実家を生かせれば」と週末だけカフェを開店することに。店名は屋号から取った。

 山﨑さんは「いろいろな方と話せるのが楽しい。『ゆっくりできました』と喜んで帰られるのがうれしい。近くの人も気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

 土曜、日曜、祝日の11時〜18時営業。問い合わせは090(1047)5775まで。(山石)