檜原村 カノトアヒージョ新発売 秋川のニジマスで特産品

青い缶は一般的な味のアヒージョ、赤がシェリー酒風味
青い缶は一般的な味のアヒージョ、赤がシェリー酒風味

 檜原村の国際マス釣場は、秋川のニジマスを使った新商品「カノトアヒージョ」を発売した。ニンニク、塩入りのオリーブオイルで煮たニジマスを缶詰にした商品。缶を開けてすぐに食べられる手軽さが魅力で、地域PRを兼ねた土産物としての利用が期待される。

 ジャガイモ以外の地域の特産品を生み出したいと、釣場を運営する第三セクター「めるか檜原」が2年越しで商品化した。アユやヤマメでもアヒージョを試作したが、オリーブオイルとの相性の良さからニジマスを選定。料理専門家にアドバイスを仰ぎながら、一般的なアヒージョとシェリー酒風味の2種類を完成させた。

 開発に携わっためるかの小林和宏総括部長は「素材の味がよく分かるよう、あっさりとした塩味に仕上げました。パスタやグラタンなどの料理にも使えますが、個人的には油をパンにつけて食べるのがおすすめです」と話す。

 2種類とも価格は同じで、小(総容量105㌘)594円、大(同210㌘)1155円。釣場と村内のミニスーパー「かあべえ屋」で販売中。(伊藤)