青梅の緑茶でコンブチャ pot bellyオープン

色とりどりのコンブチャ
色とりどりのコンブチャ

 健康や美容に敏感な女性に話題の発酵ドリンク「コンブチャ」を提供するカフェ「pot belly」(永井愛海店主)がこのほど、青梅市の大門交差点からほど近い場所にオープンした。店ではコンブチャのほか、食材を加熱せず作るロースイーツや生米パンを提供している。

 コンブチャは紅茶にスコビーと言われる菌種と砂糖を加え発酵させて作る。同店では青梅産の緑茶をベースに、赤ジソやベリー、季節のフルーツを漬け込んだものを提供。程よい酸味と甘みがあり、フルーツティーのような爽やかな味わい。カクテルを思わせる色鮮やかな見た目も楽しげだ。

永井さん(右)と生米パンを作る山﨑真生さん
永井さん(右)と生米パンを作る山﨑真生さん

 10年ほど前から腸活になるとロサンゼルスやハワイなどの健康志向の高いエリアで話題に。日本では1970年代に「紅茶キノコ健康法」(地産出版・中満須磨子著)という書籍がベストセラーになり、一大ブームを巻き起こした。当時のブームは一過性のものだったが50年の時を経て、再び熱い視線が注がれている。 

 永井さんはコロナ禍でお家時間が増えたことをきっかけに自身の健康を見つめ直したという。海外セレブも愛飲するコンブチャに着目し、教室で製法を学んだ。自宅でコンブチャを作り始め、次第に知人を集めて教室を開くようにもなった。

 コンブチャをより多くの人に知ってもらいたいと、永井さんの母が25年ほど前に閉めたカフェで店を始めることに。ロースイーツや生米パンは友人らが地域の食材で作るものを並べている。

 永井さんは「コンブチャというと『昆布茶』を連想する人が多い。店で飲み、興味を持ってもらえたらうれしい。同時に青梅産の食材を通し、この地域の魅力も発信できれば」と話す。

 永井さんはボトル詰めのコンブチャブランド「LOVE SEA KOМBUCHA」も展開。(鋤柄)