青梅市今井 鬼塚硝子 キャンプギア ガラス製風防Miru‐flame 若手が開発

 高い技術力を誇るガラス加工メーカー鬼塚硝子(青梅市今井、鬼塚睦子社長)の一押し製品は、ガラス製の風防Miru-flame(ミルフレイム)。30代、40代の若手・中堅社員が開発した新製品で、間もなく発売される。

 揺れる火を眺めながら、簡単な調理もできるキャンプギア。2021年度、都中小企業振興公社主催の「事業化チャレンジ道場」に前述の3人が参加し、1年がかりで完成させた。ガラス管を製品の大きさに合わせて切る際のガスバーナー加工、上下の口にあたる部分の波立つデザインを生み出す削りの手加工など、随所に同社の技術が生かされている。

 鬼塚硝子は、鬼塚社長の父で現会長の好弘さんが1967年に創業した。生粋の技術者だったという好弘会長は「真空成形加工」と呼ばれる独自の技術を確立。継ぎ目のない一体成形を可能にし、耐久性の高い血液分析用のガラス試験管「ガラスセル」を全国トップシェアの看板商品に育て上げた。

 2017年に経営を引き継いだ鬼塚社長は、先代が磨いたものづくりの技術を伝えつつ、時代に合わせて発展させていきたい考え。今後、会社を引っ張っていく若手・中堅社員を育てる意図で今回、商品開発を任せたという。

 田中勝製造部製造2課長ら開発に携わったメンバーは「コロナ禍で自分の時間を楽しむ人が増えた。豊かな自分時間を過ごすためのグッズとして、青梅産のキャンプギアとして、ぜひ注目してもらえたら」と話している。

 ミルフレイムは7月に同社ウェブサイトで発売予定。価格は1万6000円、別売りで持ち運び専用ケース1万円。問い合わせはメールonizca-gear*onizca.co.jp(*は@に変換)まで。製品情報はインスタグラム(onizca_gear)より。(伊藤)