機関車バス、第二の青春スタート 日の出町商工会の有志3人が購入

「銀河鉄道999」にかけて取得したナンバーを披露する3人。バスは普段、つるつる温泉に向かう道沿いの谷治新太郎商店の敷地内に展示している。サプライズ運行も実施中。見かけたらSNSで拡散してほしいという
「銀河鉄道999」にかけて取得したナンバーを披露する3人。バスは普段、つるつる温泉に向かう道沿いの谷治新太郎商店の敷地内に展示している。サプライズ運行も実施中。見かけたらSNSで拡散してほしいという

 日の出町が公募していた機関車バス青春号の活用事業者が、同町商工会の有志3人でつくる「青春号を活用した町興し隊」に決まった。20年前の商工会青年部時代、機関車バスをモチーフにしたグッズの製作を手掛け、バスの知名度アップに貢献したメンバーが、再びバスの活用に乗り出す。

 「町興し隊」の3人は現商工会長の原田輝和さん(55)、副会長の谷治大典さん(46)と理事の越沼規充さん(53)。つるつる温泉-武蔵五日市駅間を走る機関車バスが老朽化に伴い3月31日で運行を終了し、町がその後の活用事業者を募集する計画を知り、「最も有効に活用できるのは自分たちだ」と迷わず応募した。町内外16事業者による競争となり、書類審査と事業計画のヒアリング審査を経て60万円で購入した。今後、バス周辺にキッチンカーを配置しバスをフードコートとして活用することや、全国のイベントへの出張、新たなグッズ販売などを予定している。(伊藤)