モリコーが羽村高校で都内初 COURSE EXPO 16社が体験型合同職業説明会

福田電気工事の屋外ブースで電設機器の説明を聞く生徒ら
福田電気工事の屋外ブースで電設機器の説明を聞く生徒ら

 多摩地域の高校生と地元企業をつなぐ就職応援本「COURSE」を今夏に発刊したモリコー(青梅市河辺町、小野修代表)が6日、都立羽村高校(神谷画歩校長)の1年生219人を対象に、体験型合同職業説明会「COURSE EXPO」を都内初開催した。同本の掲載企業から16社が参加。各社は会社説明に加え、仕事体験ブースを用意した。

 COURSEは2016年に長崎県で発刊。求人票だけでは伝わりきらない地元企業の魅力を写真や社員インタビューで紹介。高校生の就職先に地元企業を選んでもらい、地域活性化を図る狙いがある。全国約40エリアで同様の応援本が出版されている。

 COURSE EXPOはさまざまな職業体験を通じ、五感で仕事の魅力を感じ、職業を選択する手助けになればと企画。都内初開催ということもあり、近隣高校の教諭や地元企業の役員らが見学に訪れた。

警視庁のブースでは鑑識体験も

 室内体験ブースではコンセント取り付け、エクステリア組み立て、VRゴーグルを使用した高所体験など、屋外ブースでは重機操作体験、消防車両や電設機器展示などが行われた。生徒らには名刺が用意され、企業ブースで名刺交換も体験した。

 飯畑秀樹副校長は「1年生は来年、全生徒が各企業でインターシップを行う。その前段階として、本日の職業体験会は貴重な機会になった。就職する生徒は2割程度だが、さまざまな職業を知ることは、進学先の選択にも生きると思う」と話した。

 参加企業は以下の通り(順不同)。青梅ゴルフ倶楽部/太平洋マテリアル/福田電気工事/モバイルステーション/柿沼土建/聖明福祉協会/弘陽エンジニアリング/それいゆ花の里/京王バス/双葉会/指田製作所/井戸鉄建/防衛省自衛隊福生募集案内所/警視庁福生警察署/東京消防庁/モリコー