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【コラボ】西武信用金庫×西の風 Baton〜未来へつなぐ  vol.22 「優しさは一番の処方箋」を実施 立川市 夜間救急対応 うる動物病院 橋本恵一院長

2025年11月13日

 当コーナーは西武信用金庫と西多摩の地域メディア西の風新聞社のタイアップ企画です。創業5年以内で特色ある事業に取り組む西武信用金庫の取引先を支店担当者と本紙記者が訪ね、事業紹介と合わせて地域や将来への思いを聞きます。


「優しさは一番の処方箋」を実施

 経営の悪化したチェーン展開の動物病院(立川市)を承継し、2024年2月に「うる動物病院」を開業した。夜間救急対応24時間体制の手厚い診療と院長のもの柔らかな人柄が評判を呼び、患者数は前経営者時代の4倍に。クチコミで患者の裾野を広げている。

 子ども時代から大の動物好き。犬や猫を飼いたかったが、強度のアレルギー体質でもあり、その願いは十分かなわなかった。それでも、のどの痛みや鼻水と付き合いながら獣医師に。心臓と皮膚を専門とし、複数の動物病院に勤務。7年10カ月在籍した前職の千葉県内の病院で夜間救急の経験を積み、独り立ちする自信がついた。

 現場を任されて3年が過ぎたころから独立を意識するように。専門業者を通じて立川の物件を紹介された時は、周囲に夜間救急対応の動物病院がなかったこともあり、迷わず判を押した。

 引き継いだ病院の経営状況から「患者さんはそんなに来ないだろう」と高をくくってゆっくりスタートするつもりでいたら、看板の掛け替えも終わらないうちに忙しくなった。図らずも一度かかった人が飼い主ネットワークで病院を広めてくれた結果という。

 かつての上司に教わった「優しさは一番の処方箋」を指針として胸に刻み、動物と飼い主に寄り添った診療を心がける。トリミングサロンとペットホテルを併設しているが、これも戦略的というよりは飼い主の声を受け自然な流れで始めたものだという。また、犬、猫だけでなく「魚以外は診ています。ブタさん、ウサギさんなどは最低限の処置になりますが、そのまま帰してしまうのは冷たい感じがするので」と、どこまでも優しい。

 優しさの象徴ともいえる24時間診療について「なぜやりたいかというと、具合いの悪い動物がいると、飼い主さんは夜、『やっぱり病院にかかっておけば良かったかな』と不安になるんです。365日24時間診てくれる病院が近くにあれば、実際かからなかったとしても、知っているだけで不安は減りますよね」と、その存在意義を説く。

 夜間救急は、気力、体力、実力がそろってこそ続けられる。好きでなければできないが、好きなだけでもできない仕事だ。自分に代わって現場を任せられる医師は簡単には見つからず、当面夜間一人体制が続く。

 帰宅がかなう夜は1歳の長男と生まれたばかりの次男と触れ合うのを心のよりどころとしている。家族の時間が極端に少ないため、「パパの顔を忘れられないよう頑張っています」。趣味は釣りとバラ栽培で、自宅ベランダは「バラだらけ」。病院前の花壇も丹精する。


【プロフィール】はしもと けいいち
1986年、神奈川県湯河原町出身。2013年、日本獣医生命科学大学獣医学科卒業。獣医師。いくつかの動物病院勤務を経て2024年2月、立川市若葉町に「うる動物病院」開業。夜間救急診療(24時間)、セカンドオピニオン対応。


うる動物病院

所在地:立川市若葉町1-14-2 不二家マンション1F

電話:042-534-3909


【訪問者】西武信金 幸町支店 コーディネート担当 高橋さん(32)
 「優しさは一番の処方箋」。この言葉にとても感動しました。飼い主さまも、ワンちゃん・ネコちゃんたちも、橋本先生のあたたかさや優しさに包まれていると、肌で感じるひとときでした。うる動物病院、橋本さまの応援団として今後もサポートしたいと思います!

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