3月3日の桃の節句に向け、雛人形を営業中の羽生人形店(日の出町大久野)内に目を引く一角が…。家紋を印刷した木の立札が並んでいる。聞けば、人形店を開く前の家業のなごりという。

羽生人形店は、現在店主の羽生隆さんで4代目。屋号は「油屋」。その名の通り、江戸から明治にかけては社寺・仏壇の灯火用の燈明油を扱う商いを手がけていた。明治15(1882)年の「大久野焼け」で被災し商売替え。町の木にも指定されるモミの木の立札や桐の木をはぎ合わせて羽子板の木地を作る商いに移行した。
その流れで縁起物の節句人形(雛人形・五月人形)を扱うように。羽生通りに店を構えて55年。最盛期と比べ人形の作り手が減り、仕入れも大変な時代になってきたという。

雛人形・五月人形を飾る行為には子を思う気持ちや季節の節目を大切にする心を家族で共有する意味合いがある。店の存在が日本の貴重な文化を伝えている。
冒頭の家紋の立札は人形を求めた際、希望する人に進呈している。営業時間等の問い合わせは042(597)0755まで。
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