奥多摩の台所 客の声聞き、メニュー開発 地域住民招いてランチ会

11日に提供したボリューム満点のメニュー
11日に提供したボリューム満点のメニュー

 総菜や弁当のテイクアウト、デリバリーを行う「奥多摩の台所」(奥多摩町氷川、郷克城店長)が1月から月1回、地域住民を対象としたランチ会を開いている。11日の会では、きんぴらや刺身などのおかず5種と天丼を提供。16人が食事を楽しんだ。

 地域住民のニーズを知り、メニュー開発の参考にしたいと企画。ランチ会では参加者に店で提供してほしい料理やイベントなどを聞くアンケートを実施しており、天丼は以前から要望の多かったメニューだという。

 これまでのランチ会に全て参加しているという女性は「海鮮丼や中華など、毎回違った料理が出るので来るのが楽しみ。希望に応えてくれるのもうれしい。配達もよく利用しています」と話す。

 郷店長は「この地域には買い物に行けない高齢者の方が多い。地域の自治会館などでランチを提供する『出張ランチ会』も計画している。おいしい食事を一人でも多くの人に届けられたら」と話す。

 店では旬の野菜や刺身等を販売する「水曜市」を3月26日に初開催。今後、月に1回開くという。次回は26日。

 ランチ会の参加費は1000円。営業時間は11時〜19時。木曜定休。問い合わせは0428(83)2401まで。(鋤柄)