塗装トラブル避けられる 失敗しない7つの策 日の出町・彩光芸の作網さん冊子作成

出来立ての冊子を手にする作網さん
出来立ての冊子を手にする作網さん

 日の出町大久野の塗装業「彩光芸(いろこうげい)」の作網智幸社長(42)はこのほど、小冊子「失敗しない塗装工事 7つの防衛策」(A5判49㌻)を作成。毎年、秋から年末にかけて多発する住宅リフォームトラブルを防ぐには、「お客さん自身がある程度の知識を持つことが大事」と冊子を通して注意点を呼びかける。

 作網さんは町立平井小、平井中を卒業。16歳で塗装の仕事に就き、20余年の下積みを経て2018年に同社を設立した。30年近く塗装業を続ける中で、工程を省いた手抜き塗り工事をしたり客の不安をあおって不要な工事契約を結んだりする悪徳業者をたびたび目にした。実際被害に遭った顧客の声も耳にしてきた。

 被害を裏付ける数字もある。国民生活センターの調査によれば、昨年度の住宅リフォームトラブル件数は9503件。5年前の約4倍に上るという。

低コストリフォーム工事研究会会員で、業界の裏側まで知り尽くした作網さんがまとめた冊子には説得力がある。見積書の比較の仕方、手抜き工事をさせない魔法の言葉、価格のからくりなど興味をそそる内容で、塗装の基礎知識が網羅されている。

 作網さんは「お客さんが正しい知識を持っていれば、塗装工事のトラブルは簡単に防げる。自分たちが気持ちよく仕事をさせてもらうためにもトラブルを減らし、業界全体の悪いイメージを払拭したい」としている。

読者30人にプレゼント

 小冊子「失敗しない塗装工事 7つの防衛策」を読者30人に無料でプレゼント(同業者は除く)。

 希望者は郵便番号、住所、氏名、電話番号を留守番電話042(519)9597に吹き込む。追って冊子が郵送される。ファクス042(519)9598、allrepaint*gmail.com(*を@に変換)メールでの申し込みも可。彩光芸(日の出町大久野973-2)まで。