羽村市 ローストハウス豆香 創業30年記念で新発売 国産大豆珈琲「豆の香」
都立羽村高校近くの珈琲店、ローストハウス豆香(藤巻小百合代表)は今月、創業30周年を迎えた。記念の新商品として、国産大豆を自家焙煎した大豆珈琲「豆の香」(1杯500円)を発売した。
輸入に頼る珈琲豆の価格高騰を背景に、国内自給に貢献できるノンカフェインの新商品を出したいとの視点で開発したのが大豆珈琲。使用する大豆は宮城県産の黄大豆「ミヤギシロメ」。豆の甘味の強さが気に入った。珈琲に近い味わいに仕上げたビターと、豆の甘味が強く出るよう煎り時間を工夫したスイートの2種を作った。
ホットのみの提供で、カップに注ぐと大豆の香りが広がる。ノンカフェインなので子どもや妊婦にもおすすめ。飲み終わった後の大豆ガラも食べられる。
直火焙煎珈琲豆の販売がメインだが、喫茶コーナーでハンドドリップコーヒーを楽しむこともできる。オリジナルブレンド(550円)が一番人気という。
珈琲教室も開き、おいしい入れ方を伝えている。藤巻さんは「長年通ってくれるお客様に支えられて30年を迎えることができた。感謝の思いを新たに、これからも頑張っていきたい」と話す。
27日〜3日間、記念セールを開く。アニバーサリーブレンド30%オフ(限定200個)や珈琲豆の購入で豆の香1パックのプレゼントなどがある。期間中、喫茶はテイクアウトのみの営業。
営業時間は10時〜18時。火曜、水曜定休。問い合わせは042(579)5011まで。(山石)