つるつる温泉 日の出町 売り上げアップへ若手が活躍 手押しワゴンの館内販売など
日の出町大久野のつるつる温泉(神田悦男支配人)は、新型コロナで減少した売り上げを取り戻そうと、若手スタッフのアイデアや特技を生かした新たな取り組みを始めた。売上だけでなくスタッフのやる気向上にもつながり、職場に活気が出てきたという。
同温泉では毎月1回、スタッフ会議を開き、温泉をよくするアイデアを出し合っている。今回、採用した3つの取り組みは、いずれも20代、30代の若手スタッフのアイデアによるものだ。
1つ目は、フライドポテトや揚げ手羽元などホットスナック類の手押しワゴン販売。土日限定で、館内の食堂で提供していないメニューを扱う。1個150円か200円の安価な商品だが、1万円前後売れる日もあるという。ワゴンはスタッフの山寺充さんがホームセンターで材料を買い集めて作った。
2つ目は日の出産のトマトとホウレンソウを使ったパスタ(500円)。金曜限定で提供。ボリュームと安さも手伝い客の反応は良いという。調理に使うトマトピューレ(300円)は売店でも販売している。
3つ目は絵の得意なスタッフの本村昌代さんがロビーの窓にサンタクロースやツリーなどの絵を描いたこと。クリスマスを前に季節感のある空間になった。
神田支配人は「どうしたら経費をかけずに売り上げアップできるか皆で知恵を出し合った。新しいことに挑戦し、お客さんに喜んでもらいたい」と話す。
営業時間は10時~20時。第3火曜定休。問い合わせは042(597)1126まで。(伊藤)