檜原の絶景サウナで「整う」 たなごころビレッジ 眼前を流れる川で水風呂も
檜原村でガス、灯油の配達販売、林業、自家製酵母パンの製造販売、宿泊施設など多面的に事業経営を行う「たなごころビレッジ」（井上佳洋オーナー）で12月、プライベートサウナ「オアシス」がプレオープンした。
数年前、ラジオでサウナの効能を耳にして以来、サウナの魅力にハマってしまった井上さんが「地域の人にも楽しんでほしい」と２年がかりで完成させた。地元愛あふれる井上さんらしく、木材も職人も「檜原産」にこだわった。地元の宮大工が手掛けたアーチ状の屋根を指さし、「こんなサウナはどこにも無いよね」と熟練の技をうれしそうに披露する。
サウナ室の大きな窓からは渓谷の美しい景色が望め、サウナの後はかけ流しの水風呂、または敷地内を流れる川で体を冷やすことができる。インフィニティチェアも用意され、川のせせらぎに耳を澄ませ、山の木々の間から差し込む木漏れ日を浴びながらゆっくりと外気浴が楽しめる、至福の空間だ。
サウナは薪式。室内の温度は、薪ストーブに利用者自身で薪をくべることで、好みに合わせて調整ができる。薪ストーブの上で熱されたサウナストーンに水をかけ、水蒸気で一気に体感温度を上げる「ロウリュ」をセルフで楽しむことも可能だ。
利用は２時間30分の入れ替え制で、１人３３００円、グループごとにかかる基本料金は平日３８５０円、土日祝日６６００円。利用人数は６人まで。３月末まではアンケートに協力すれば基本料金が半額になるお得なプレオープン期間。３日前までの完全予約制で営業は木曜〜日曜日。
近接する飲食スペースで薪釜ピザやパスタなどを提供。サウナ後のごはん「サメシ」も楽しみの一つだ。
予約・問い合わせは０８０（１１７４）６６４６まで。（高野）
