SONY DSC羽村市玉川の福祉作業所スマイル工房(河村茂所長)の地域交流スペースで1日、「Smile Café(スマイルカフェ)」がオープンした。施設利用者が作った焼き菓子や天然酵母パン、ハンドドリップコーヒーが楽しめる。徐々に客足が伸び、特に人気のパンは売り切れが続いているという。

営業日は火・木・金曜。火・金曜は天然酵母パン、木曜はクッキーやスコーンなどの焼き菓子を販売する。いずれも利用者と職員がカフェ隣の厨房で手作りしている。パンは作れる数に限りがあるため、閉店を待たずに売り切れてしまうことも多いという。
コーヒーは、注文を受けてからハンドドリップで淹れる。同市富士見平のコーヒー専門店「豆香」の協力があり、香り高いコーヒー豆を使用している。

「利用者が作ったパンや焼き菓子を食べていただき、少しずつ利用者との会話も生まれるなどして、触れ合いが生まれていけばうれしい」と河村所長。「将来的には地域の人を招いてイベントも開催したい。施設や利用者に理解を深めていただける場にしていきたい」と話していた。

同工房は主に心の病により「生活のしづらさ」を抱えた人が就労する施設。昨年10月、現在の地に施設を新築し、同市羽中から移転した。

カフェの営業時間は午前10時半~午後2時半。パンは売り切れることが多いため早めの来店がおすすめ。問い合わせは042(578)2723まで。(佐々木)