わかぐさ公園 青梅市河辺町 8年ぶりに噴水、運転開始 幼児ら歓声、水遊びを楽しむ

ポップジェット噴水(1) 青梅市河辺町の市立わかぐさ公園の噴水施設が8年ぶりに運転を開始した。幼児らが安全に水に親しめるように光と連動するポップジェット式親水型噴水に改修する工事が完了し、先月27日、お披露目式が行われ、浜中啓一市長らが出席した。
噴水は同日から今月27日まで試運転を行い、翌28日から正式稼働する。運転時間午前10時~午後7時。同市公園緑地課が管理する。
噴水施設は同公園の正面入り口を入ったところにある。1972(昭和47)年の開園と同時に運用開始され、8年前の東日本大震災の年以降休止していた。
新しい噴水は幼児向けの仕様で、地表近くに埋め込まれた9個の噴水孔から直上型の柔らかい水柱が光とともに間欠的に跳び出す仕組み。水の上がる高さは1㍍前後に設定されている。
お披露目式に招かれた新町西保育園の園児らが跳び出す水のまわりで歓声を上げて水遊びを楽しんだ。
施設脇の電源コントロールボックスでコンピュータ制御により自動運転され、水が9つの噴水孔のどの孔からいつ跳び出すかは予測しにくい。また水の出口付近のLED電球の色と光も幾通りにも変し、子どもらの遊び心に応える工夫が凝らしてある。
放出された水は噴水孔の周囲の長さ20㍍ほどの楕円型の透水性ゴムチップ舗装(60平方㍍)にしみ込むようになっている。同舗装の周りは166平方㍍の人工芝に囲まれ、さらにその周りは親子が座って遊べる芝生に似たクラビアという緑地帯となっている。
浜中市長は「一時、お休みしていたが、光と水を楽しめる噴水公園として親しんでもらえれば」とあいさつした。(吉田)