クレープコロモ 青梅市河辺町 高温で素早く焼き上げる パリパリ生地の店 バターシュガーの店に

コロモ1
野菜たっぷりのサラダクレープを手渡す並木さん

CREPE COROMO(クレープコロモ、青梅市河辺町、並木愛衣店主)を一言で紹介するなら、「230℃の高温で素早く焼いたパリパリ生地の店」。これに「バターシュガーの店」というもう一つの代名詞が加わった。
3種類のバターと2種類のシュガー(砂糖)を組み合わせ、常時4種類のバターシュガークレープを提供する。リッチな気分の日は、まろやかで深みのあるエシレバターと精製しないきび砂糖(カソナード、いずれもフランス産)をトッピングしたスペシャルバターシュガー(450円)、塩分が気になる人は国産無塩バターと洗糖のバターシュガー(250円)を。その日の気分や懐具合、健康状態によって選べるのがいい。
このほか野菜たっぷりのサラダクレープ、自家製カスタードやチョコレートを使ったシンプルなスイーツメニュー、季節の果物や食材を使った限定クレープがある。
店は主の並木さん(50)が一人で切り盛りする。昨年までは生クリームメニューも用意していたが、仕入れ先の乳製品の業者が廃業したのを機に内容を見直した。周囲にクレープ店が増えてきたこともあり、「ラーメン屋さんにいろんな味の店があるように、クレープ屋さんもいろいろでいいのでは」とバターシュガーに特化した店に切り替えた。

コロモ1段
キャプションパリパリの生地にバターをまんべんなく塗り、砂糖を散らしたバターシュガークレープ。シンプルだが味わい深いの入力

青梅駅近くで生まれ育ち、「青梅で都会といえば河辺」と今の場所に店を構えて12年。「小さい子からお年寄りまで皆に食べてもらいたい」との思いから、生地も具も油分、糖分は控えめだ。価格もなるべく500円を超えないよう食材選びで工夫する。
Tシャツにヘアバンドがトレードマーク。自然体な接客が心地よく、時折立ち寄る近所の小学生からも「愛衣さん」と下の名で呼ばれ親しまれている。
営業時間は午前11時~午後7時。水曜定休。飲み物持ち込み可。車で来店の際は近隣の有料駐車場を利用する(割引あり)。問い合わせは0428(21)5378まで。(伊藤)