青梅時間プロジェクト本格始動 民泊に続きカフェ開店 コミュニティスペースとして活用も

青梅駅から徒歩約2分の空き家をリノベーションした建物「青梅時間」(青梅市本町)1階の仲通り沿いで、カフェ「D/W COFFEE(ディーダブルコーヒー、和田知美店主)が先月25日にオープンした。同じ建物内では、民泊施設「青梅時間・宿」が今年7月末にオープンしており、まちつくり青梅(野嵜弘代表取締役)が手がける「青梅時間プロジェクト」が本格稼働する。
同プロジェクトは昨年8月、「地元の人しか知らない『自然・食・時間』が青梅を訪れる人にシェアされるように。ひっそりとした贅沢な時間を、多くの人にプレゼントする」とのコンセプトでスタート。民泊施設とカフェを併設したマルチスペースをつくるため、クラウドファンディングで資金を集め、空き家をリノベーションした。
和田店主(43)は「カフェがさまざまな青梅での過ごし方を提案できる拠点になることを目指し、お客様同士がリラックスできて、一緒に楽しめるお店づくりをしていきたい」という。「地元エリアの方々はもちろん、幅広い層の方がイベントなどを開催できるコミュニティスペースとしても活用していけたら」と話していた。
和田店主は同市新町の老舗イタリアン「ピエモンテ」に13年勤務。幼い頃は母が羽村駅前で喫茶店を経営していたこともあり「いつか自分もお店を」と思い描いてきた。
おすすめメニューは健康志向・自然志向の高いティーブランド「Mighty Leaf(マイティリーフ)」の紅茶各種(400円~)。コーヒー(380円~)は店主が長年飲み続けている飽きの来ない豆をセレクトした。食事はビーフカレー(880円)、エビピラフ(780円)など。アルコールも用意している。
カフェの営業時間は午後3時~午後10時(ラストオーダー9時)。不定休。モーニングやランチのオープンに向け、午前8時ごろ~午後3時の間で勤務できる人も募集している。問い合わせは0428(27)9129まで。(佐々木)