小澤酒造で蔵開き 利き酒コーナーに列 五臓六腑に樽酒しみる

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12商品が味わえる大人気の利き酒コーナ

青梅市沢井の小澤酒造で26日、蔵開き新酒祭があった。首都圏から日本酒ファンが詰め掛け、利き酒コーナーには列ができ、「しぼりたて」などの新酒を含む同蔵自慢の12商品を味わった。
同酒造では台風19号で酒蔵の被害はまぬがれたが、施設周辺の遊歩道が水没。御岳小橋が流されるなどの被害が出た。関連施設のいもうとやと玉堂美術館は閉店閉館を余儀なくされている。
蔵開きは沈んだ空気を吹き飛ばす威勢の良いものとなった。午前11時に大きな掛け声が響いた鏡開きがあり、樽酒を来場者に振る舞った。
ステージでは樽の菰巻き実演、御岳神明連のお囃子、江戸芸かっぽれなどが披露され、祭気分を盛り上げた。普段の酒蔵見学では見ることができない蔵の奥が見られる「隠し酒ツアー」も大いに喜ばれた。
しぼりたては1・8㍑壜で2310円(税込)、720㍉㍑びんで1555円(同)。(岡村)