2020東京オリンピック 7月24日開会 56年前の聖火の炎は今も 聖火の到来に沸く

2020東京オリンピックが7月24日開会する。大会期間中、燃える聖火は、選手の活躍を見守り、オリンピックを盛り上げる。
聖火リレーは3月26日に福島県をスタートし、121日間で全都道府県を巡る。最後となる東京は7月10日、世田谷区の都立駒沢オリンピック公園を出発。島しょを含む全64区市町村を回り、開会日の同24日に新宿区の都庁にゴールする。
西多摩では八王子市から継がれた聖火が同12日に檜原村をスタート。奥多摩町、日の出町、13日に青梅市、瑞穂町をめぐり、14日に羽村市 、あきる野市、福生市を通り、武蔵村山市に繋げる。

1964年の大会も西多摩の各地が聖火の到来に沸いた。10月8日、コースは八王子市、あきる野市(当時秋多町)の滝山街道、青梅市、羽村市(同羽村町)、福生市(同福生町)の奥多摩街道だった。
一団は聖火を持つ正走者、予備のトーチを持つ副走者、随走者の20人ほど。応援の人々が沿道を埋める中、代表の青年たちは堂々と約2㌔の区間を走りぬけた。
「当日は小雨模様だった」と昨日のことのように振り返るのは並木心羽村市長(75)=写真。当時は19歳。野球部で活躍していたことから随走者に選ばれた。羽村市では16歳から20歳の少年が集められた。
玉川神社前から福生市境まで走った。「生涯忘れられない思い出。マラソンの観戦に行き、甲州街道を走るアベベ選手を見た。大会を通じては柔道無差別級のアントン・ヘーシンク選手の強さに衝撃を受けた」という。
記念の聖火ランナー認定証や写真は額に入れ、市長室に飾ってある。今もって宝物だ。

 

楽しみなリレー
西多摩は7月12日から

都内の聖火リレーは7月10日から15日間かけて64区市町村を回る。
西多摩を巡るのは同12日から。檜原村は、やすらぎの里を出発し、日本の滝百選の払沢の滝の入口を通過し、同村役場まで。奥多摩町は、弁天橋東を出発し、青梅街道を通って奥多摩駅に向かい東長畑橋手前まで。日の出町は、同町庁舎を出発し、まちの中心部を通り、平井川を渡り、亜細亜大学日の出キャンパスまで。
13日の青梅市は、青梅の地名の由来になった金剛寺前を出発。青梅駅前、同市役所を通過し、市総合体育館まで。瑞穂町は、郷土資料館けやき館を出発し、同町役場を通り、米軍横田基地の夜景を臨む瑞穂ビューパーク競技場まで。
14日の羽村市は、同市スポーツセンターを出発。同市役所前を通過し、同市動物公園まで。あきる野市は、同市民プールを出発し、秋川駅前通り、同市役所前を経て、秋川体育館まで。福生市は、あきる野市境の睦橋東交差点を出発し、多摩川沿いを北上し、同市役所の丘の広場まで。