あきる野産の米で日本酒「八重菊」第２弾、火入れ熟成酒を発売

全量あきる野産コシヒカリで仕込んだ純米酒「八重菊」が９月半ばに発売された。春に売り出した生酒に次ぐ第２弾。今回は火入れ熟成酒で、深みのある味わいが特徴だ。

「八重菊」は江戸時代、同市小川の森田醸造で造っていた酒の銘柄。同市二宮商栄会が中心となり、当時使っていた酒のラベルを使用し地域の酒を復活させた。福生市の石川酒造に醸造を依頼。地元のうるち米と２種類の酵母を使って生酒と火入れ熟成酒を仕込んだ。

同酒造の杜氏、前迫晃一さんは完成した酒について「ひと夏、蔵の中で熟成させたことでコクと香り、うま味が醸成された。春に発売した生酒とは一味違った味わい。肌寒くなってきた時期に燗をつけ、秋の味覚とともに味わってみては」と話している。

長谷川商事ほか市内の酒店と石川酒造で販売中。価格は７２０㍉㍑瓶１５００円、１８００㍉㍑瓶３０００円。いずれも税別。問い合わせは０４２（５５８）２１０５長谷川商事まで。（伊藤）