コンビニで地元野菜を販売 青梅市内セブン-イレブン4店舗で
青梅市は1日、市内セブン‐イレブン一部店舗で地元産野菜の販売を始めた。農産物の販路拡大と、市民の利便性向上を図る。
コロナ禍で自宅で食事をする人が増え、野菜の需要は伸びる一方、市内のJA直売所は密を避けるため人員や営業時間を縮小したため、農家は農産物の売り場が無い状況だった。同市とセブン‐イレブンは1月、産業振興および観光振興に関する取り組みを含む「地域活性化に関する包括連携協定」を結んでおり、地域農家のためにできることを話し合い、野菜販売につながった。コンビニは営業時間が長く、消費者の新規開拓への期待も高まる。
地元産野菜を扱うのは野上2丁目店、日立前店、今寺4丁目店、藤橋2丁目店の4店舗。今の時期は小松菜、大根、長ネギ、サツマイモ、ジャガイモ、ニンジンなどが並ぶ。価格は直売所とほぼ同じ。「コンビニの野菜は割高というイメージがありますが、値段も安く、大きくておいしそうだとお客さんに喜ばれています」と野上2丁目店マネージャーの栗原恵理子さん。セブン-イレブンは、地元農家の生産者グループと連携を取りながら、販売店舗拡大を検討していく。
問い合わせは0428(22)1111(内線2345)同市経済スポーツ部農林水産課まで。(藤野)