東青梅駅 nunotoito 母娘で手作り服の店

自作の服を披露する良生子さん。 価格は高くて1万 5000 円ほど

東青梅駅から徒歩7分、成木街道沿いにあるnunotoito(青梅市東青梅)では清水良生子店主(40)がデザインしたオリジナル柄の生地や着物の古着を使い、母・荒畑恵美子さんと2人で作った服やバッグを販売している。

母娘そろって昔から手芸や物作りをするのが好きだった。作ったものを発表、販売することに関心のあった良生子さんは私立八王子高校の芸術コースで学んだ後、「ビーズやレースで飾られたバッグを持ちたい」と自分用のバッグを作った。

最初は趣味で始めたが、作るうちに自分の創作物には布が合っていると感じ、販売用の作品作りを始めた。恵美子さんを誘い2006年、初めての展示販売は東青梅のギャラリー「パセアール」で実施。25点ほど用意した商品はほぼ完売し、以降は年に2回、吉祥寺や表参道など都内を中心に展示販売した。展示の傍ら委託販売もしていたが、2013年に家を建てた際、一部を店舗用スペースにし店をオープンした。

オリジナル柄の生地は良生子さんの好きな北欧風デザインが多く、80㎝ほどの大きな版を作り、シルクスクリーンで印刷する。型紙は恵美子さんと相談して、高齢で肩が上がらなくても着やすいように袖ぐりを広くするなど工夫を重ねる。

良生子さんのバッグブランド 「décor」のバッグ(完売品)

良生子さんの作るバッグ「décor」は「デザインがかわいい、おしゃれ」と大人気で、売り場に出すとすぐに売り切れてしまうという。「一点ものをプレゼントしたいというお客さんもよく来られますよ」と良生子さん。

毎週金曜日のみ営業。営業時間は10時〜17時。問い合わせは0428(27)2951まで。(藤野)