御嶽駅そば 開業1周年の氷右衛門 新感覚かき氷を販売 梅干しとあんこのハーモニー
御嶽駅から徒歩1分ほどの場所にある「天然氷専門店 氷右衛門」(原慶介オーナー)が7月1日、開業1周年を迎えた。店のおすすめは梅干しとあんこをトッピングした新感覚かき氷「御岳-mitake-」(1000円)。川口恭平店長(29)が青梅産のウメで漬けたしょっぱい梅干し、酸味のあるウメシロップがあんこの甘みと絶妙なハーモニーを奏でる。「さっぱりと食べられる」と、甘いものが苦手な客からの注文も多い。
イチゴやモモ、レモン、キウイを煮込んだ自家製シロップに果肉がのったかき氷(1000円〜)も提供。食べ進めながら味を足せるよう、シロップと練乳が別添えされるのもうれしい。まん丸に盛られたかき氷の直径は20㌢ほどだが、ふわふわに削った氷は口溶けが良く、多くの客が1人で平らげるという。
店ではかき氷だけでなく、登山客の小腹を満たすバターチキンカレー(750円)、ローストビーフ丼(900円)などのメニューもある。店の売りの一つでもあるクラフトビールを登山帰りに求める客も多い。
川口店長は学生時代、原オーナーが経営する河辺駅前の居酒屋「凛空」で5年ほど働いていた。就職し店を離れたが、原オーナーとの交流を続けていた。コロナ禍で原オーナーは「密にならない場所で、おいしいものを楽しんでもらえる場を作りたい」と、御岳でかき氷店をオープンすることに。スイーツ店を開きたいという思いがあった川口さんに店を任せたという。
店では全てのメニューがテイクアウトできる。川口店長は「御岳渓谷を眺めながら自慢のかき氷を食べてもらいたい。凛空の人気メニューのチーズ豆腐を肴にビールを飲むのもおすすめです」と話した。
営業時間は10時〜18時。定休日はインスタグラムから確認。問い合わせは090(5316)1050まで。(鋤柄)