日の出町大久野 鈴木オートの事務所に73+Cafe 誰もが気軽に立ち寄れる店に 

「ちょっとお腹が空いたとき、通りすがりでも気軽に寄ってほしいです」と話す鈴木代表と里夏さん
「ちょっとお腹が空いたとき、通りすがりでも気軽に寄ってほしいです」と話す鈴木代表と里夏さん

 日の出町大久野のつるつる温泉入り口交差点から温泉方面へ5㌔先にある二輪・四輪車の整備工場、鈴木オート(鈴木正彦代表)が7月12日、「73+Cafe」(ナナサンカフェ)をオープンした。鈴木代表(50)と妻の里夏さん(51)が豆を厳選していれるコーヒーや軽食を提供している。

 苦味、酸味のバランスが良いナナサンコーヒー(500円)は鈴木代表が焙煎業者と打ち合わせを繰り返し、作り上げたオリジナルブレンド。後味がすっきりとしており、飲みやすい。

 里夏さんは軽食を担当。牛すじカレー(800円)はスパイスを効かせるが、子どもでも食べられるよう辛さ控えめに。このほか焼き菓子やかき氷(350円〜)など、手頃な価格で提供している。

スパイスの効いた牛すじカレー
スパイスの効いた牛すじカレー

 元バイクレーサーだった鈴木代表は2013年、あきる野市雨間で鈴木オートを開業。預かりの車やバイクを置くための広いスペースが必要になり、19年5月に同所に移転した。

 近年、脱炭素化の動きが加速する中、ガソリン車の需要が減ることを見越して「この仕事はできてあと20年」と考えていたという。自分が70代になった後も食の需要はなくならないと考え、事務所をリフォームして喫茶店を開業した。

鈴木代表が整備したバイクが並ぶ店内
鈴木代表が整備したバイクが並ぶ店内

 店奥の囲炉裏で、冬には魚を焼いて提供することも考えているという。「ツーリングや観光客、地元の寄り合いまで、誰もが気軽に立ち寄れるカフェにしたい。ついでに二輪、四輪の相談も受けます」と鈴木代表は話した。

 営業は土曜、日曜、祝日の11時〜19時だが、本業との兼ね合いで休む場合もある。FacebookやGoogleマップで告知している。問い合わせは042(518)7003まで。(藤野)