青梅市梅郷 Ramen FeeL ラーメン業界からも高い評価

塩らぁ麺
塩らぁ麺

 青梅市梅郷のラーメン店「Ramen FeeL」(渡邊大介店主)は昨年2月のオープン以来、行列が後を絶たない盛況ぶり。「第22回TRYラーメン大賞2021ー2022」で新人賞、「ラーメンWalker 東京2023ラーメンWalker グランプリ 新店部門」で1位になるなど、ラーメン業界からも高い評価を得ている。

醤油らぁ麺
醤油らぁ麺

 「塩らぁ麺」「醤油らぁ麺」(各1150円〜)が主なメニュー。自家製麺は味によって太さをわずかに変える。スープは名古屋コーチン、比内地鶏などの国産地鶏数種類でとっただしをメインに、味によって貝柱等を加えるという。そのほかの食材も渡邊さんが生産者を訪ね厳選したものを使っている。有田焼の器も特注で味によって使い分けるこだわりよう。

 店には遠方から訪れる客も多く、客に楽しく快適に待ち時間を過ごしてもらいたいと10月1日、店の2階にカフェをオープンした。4時間600円でコーヒーやソフトドリンクなどが飲み放題。

 渡邊さんは高校卒業後に米国でプロドラマーとして活躍した異色の経歴を持つ。24歳で音楽活動に区切りをつけ帰国。中学生の頃から食べ歩きをするほどのラーメン好きが高じて、都心部の店で修行を始めた。

「のれんは壺草苑で染めてもらいました」と話す渡邊さん
「のれんは壺草苑で染めてもらいました」と話す渡邊さん

 修行をする中で、「自分はやっぱりラーメンが好き。一流の店でラーメンを極めたい」と考え、レジェンドラーメン店「らぁ麺 飯田商店」(神奈川県、飯田将太店主)の門を叩くことに。

 飯田商店での仕事ぶりが認められ、兄弟子らもいた中、渡邊さんは初めて独立を認められた。実家のある青梅の自然豊かな環境が気に入っていたことから、この場所に店を構えたという。

 渡邊さんは「ラーメンは人を呼ぶことができる。ラーメンを食べに訪れてもらい、そこで青梅の魅力も知ってもらえたらうれしい」と話し、ゆくゆくは青梅駅前で店を開きたいと今後の目標を語った。

 営業時間は11時〜16時。水曜、木曜定休。最新情報や問い合わせはインスタグラム(ramen_feel)から。(鋤柄)