青梅信用金庫101年目のスタート 子ども支援へ寄附金創設

 青梅信用金庫(本店・青梅市、平岡治房理事長)は16日、同金庫役員、経営者、学識経験者、教育関係者を会員とする「あおしん〝TASUKI〟寄附金協議会」(小澤順一郎会長)を設立。営業店を置く23市町村の子どもたちを支援するため、希望する自治体に寄付を行っていく。

 同金庫では創立70周年を機に青少年の健全な育成を援助する助成金を創設。30年間で24市町村(当時)に総額4億5000万円を寄付してきた。昨年3月に創立100周年を迎え、「地域の未来を担う子どもたちに将来への希望を持ってもらいたい」と、新たな内容で子ども支援に取り組むことにした。

 協議会名の「TASUKI」は青梅マラソンにちなみ、駅伝に使われる「タスキ」をローマ字引用。「寄附金を子どもたちにつなげる」「未来に思いをつなげる」との思いが込められている。寄附金は子ども食堂の運営、ひとり親家庭への養育支援事業、子ども育成支援に役立ててほしいという。

 具体的には、職員が今月から各市町村を回って寄附金について説明し、応募用紙を配布。申出のあった市町村に4月から順次、寄付を行っていく。年間の寄附金は総額500万円を予定する。(伊藤)