中型・大型免許にも対応 オンライン学科、高齢者講習も

自動車教習所、あきる野に開所

菅生学園から取得した約5000坪の土地にコースを整備

 東京都公安委員会指定の自動車教習所「スマートドライバースクール東京多摩」が1月6日、あきる野市瀬戸岡に開校。教習生の受け入れを始めており、1月16日から稼働している。

 事業主は岡山県を中心に関西・関東ほか全国で公認教習所を運営するウエストジャパン興業(本社・岡山市、吉村充司社長)。これまで東京都大島町で運営してきた教習所を当地に移転する形で新たにコース・教習棟を整備した。同社が運営する教習所としては29校目。 

 同教習所では普通免許や普通自動二輪免許に加え、準中型・中型・大型自動車の免許取得に対応している。デジタル原簿や24時間受講可能なオンライン学科、キャッシュレス決済などデジタル時代に即した若い世代向けのシステムを導入。一方で高齢化率の高い土地柄、需要の多い高齢者向け講習も2月頃から開始予定という。

 1月11日にあった竣工式で吉村武司オーナーは「銭湯と自動車学校は近ければ近いほど親御さんは安心する」とあいさつ。来賓の中嶋博幸市長も高齢者の安全対策や自身が注力する生産年齢人口を増やす施策と絡め「(教習所の新設は)市としても願ったりかなったりだ」と歓迎した。学園のグラウンド用地として保有していた土地を同社に譲渡した菅生学園の島田幸成理事長は「推薦で進学先が決まった生徒らを学校帰りに送り込みたい」と応援を約束した。

 秋川駅から1時間おきに送迎あり。問い合わせは042(595)5520(9時30分〜16時)、公式サイト、LINEから。(伊藤)