当コーナーは西武信用金庫と西多摩の地域メディア西の風新聞社のタイアップ企画です。創業5年以内で特色ある事業に取り組む西武信用金庫の取引先を支店担当者と本紙記者が訪ね、事業紹介と合わせて地域や将来への思いを聞きます。
困った人の支えに 青梅が良くなる事業を
約20年に及ぶ福祉施設での勤務経験と資格を生かし、居住地の青梅市で「ゆるふわ介護タクシー」を営む合同会社ゆるふわの代表社員。タクシー事業で高齢者や障害のある人の移動を助けるだけでなく、病院の手続きや買い物代行など介護保険ではまかなえない「ついでのお願い」にも救援事業として対応している。
車いす、ストレッチャー(寝台)のまま乗車できる車両で西多摩を中心に都内全域を運行する。救援事業の項目の多さから、「困っている人を助けたい」という思いの強さが見て取れる。高齢者支援の幅の広さと面白みを、目を輝かせて語る様子に天職を得た喜びがにじむ。
意外にも社会人のスタートはカメラマン。短大で写真を学び、卒業後はスタジオ、建築、観光業などカメラの腕が生かせる職場を転々としていた。仕事の手応えが得られず、闇の中をさまよっているような時期、クリスチャンの妻と出会って人生が変わった。
妻に誘われ教会に通ううちに、導かれるように福祉の仕事にたどり着いた。ヘルパー2級の資格取得からスタートし、障害者支援や高齢者の介護に携わるように。都内の特別養護老人ホームでケアワーカー、主任、生活相談員を経験し、働きながら通信制大学に通って社会福祉士の資格を取得。利用者に頼られ、頑張り次第でどんどんキャリアアップしていける職にやりがいを感じ、のめり込んでいった。
家庭生活では3人の子にも恵まれ、順風満帆の日々。都心より家賃の安い土地を求めて2016年、青梅市に転居した。だが、遠距離の電車通勤と過労がたたって体調不良に。家庭をかえりみず働き詰めだったことにも気づき、青梅で独立することを決めた。
自身のスキルと資格で始められる事業を思い描く中で、運転が好きなこともあって介護タクシーを選んだ。22年に先行して会社を立ち上げ、翌年、開業。困っている人に手を差し伸べる事業を通して人々の凝り固まった心と体を「ゆるふわ」にしたいとの思いを社名に込めた。
「これからずっと住み続ける場所に対して自分がどうコミットしていくか」ということが転居後のテーマだった。青梅で事業をおこした今、「地域が少しでも良くなる事業をしていきたい」との思いを深める。地域のニーズを受けて始めた児童発達支援・放課後等デイサービスもその一つだ。
相談者の生活全般の課題に社会福祉士などの専門職が伴走型で支援する「ホームソーシャルワーク」を勉強中で、青梅で社会福祉事務所を設立するのが夢。

【プロフィール】清水 冬生(しみず ふゆお)
1969年府中市生まれ。2005年より福祉分野の仕事に従事。身体障がい者ヘルパー、特別養護老人ホームでのケアワーカー・生活相談員、高齢低所得者の生活支援員、小規模多機能型居宅介護・認知症高齢者向けグループホームでのケアマネジャー兼ヘルパーなどを経験。特に認知症高齢者とその家族支援を得意とする。2022年合同会社ゆるふわ設立、23年ゆるふわ介護タクシーを開始。25年児童発達支援・放課後等デイサービス「宝さがし」運営開始。

【訪問者】西武信金 河辺支店 コーディネート担当 市川さん(34)
福祉施設勤務の知識・経験を生かして「住んでいる青梅に貢献したい」という言葉に感無量。社名やロゴにその思いがギュッと詰まっているのが感じられました。困っている方に手を差し伸べたいという清水さんの考えが、青梅市や近隣に伝わってほしいです。
ゆるふわ介護タクシー
所在地
- 青梅市師岡町1-113-37
電話
- 050-8886-0096
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