秋川駅北口 あ・ら・もーど 自販機で夜間販売開始 閉店後もおいしいパンを

自動販売機は18セットの限定販売。「好きなパンをどうぞ」と野田さん
自動販売機は18セットの限定販売。「好きなパンをどうぞ」と野田さん

 秋川駅北口にあるパンの家あ・ら・もーど(野田満由樹社長)はこのほど、店頭にパンの自動販売機を設置した。19時の閉店後、個包装したパン3〜4個ずつを入れて販売。手提げ袋も付いたお得なセットで一律600円。翌朝7時まで利用できる。駅利用者や送迎に来た人に利用が広まっている。

 残ったパンはこれまで、従業員らの賄いなどにしてきた。ロスを減らすため閉店間際は控えめな品ぞろえに。野田さんは「閉店時間までしっかりと焼きたてパンを並べ、その後もおいしく食べてもらいたい」「店の味を知ってもらいたい」という思いがあり、他県の同業者が同様の取り組みをしているのを知り始めた。

 開店22年目。一番人気はカレーパングランプリのキーマカレー部門で4年連続最高金賞受賞の「黒毛和牛秋川牛カレーパン」(290円)。季節限定のパンなど種類が豊富で、イートインもできる。

 野田さんは「形が悪くて店頭に並ばなかった食パンなども入れることがあり、かなりお得なセット。ぜひ試してほしい」と話す。自販機の昼間の利用法も模索中という。

 唯一のネックは100円玉専用機であること。パンを買うには100円玉が6枚必要。店が休みの木曜は販売しない。問い合わせは042(550)6505まで。(山石)