休日はジェラートで笑顔に MITAKE HOLIDAY GELATOオープン(青梅市)

 新鮮な牛乳や季節の果物を使ったジェラート店、MITAKE HOLIDAY GELATOが8月2日、御嶽駅から徒歩10分ほどの青梅街道沿いにオープンした。土日のみ営業。メニューは日替わりで、青梅のユズや狭山茶など地元食材を生かした常時10種類のジェラートが味わえる。

ジェラートはダブル580円、トリプル650円、キッズ350円。写真は、ミルクの風味豊かなホリデイミルク

 店主は小峰正和さん(39)。生産者の顔が見える食材にこだわり、原料の牛乳は、八王子市の磯沼ファームから加熱殺菌をしていない生乳を直接入手。通常牧場から出荷する際には加熱殺菌処理が必要だが、アイスクリーム製造業の認可を持つ同店は店内で加熱殺菌し、生乳は何度も加熱する必要がなく、風味を損なわずにジェラートを作れる。

 小峰さんは調理の専門学校を卒業後、都内のイタリアンレストランなどでシェフとして勤務。結婚を機に奥多摩で父親の会社を継ぐことになったが、料理が好きで飲食店を続けたい気持ちは持ち続けていた。

次々と訪れる親子連れや観光客に笑顔で対応する小峰さん(中央)とスタッフの皆さん

 ある日、鎌倉の有名ジェラート店でジェラート作りの講習に参加。ジェラートは大人にも子どもにも人気で、安価なことや食材のロスが少ないなど、良い点がいくつもあることに気づいた。会社で働きながらでも無理なく運営できる、と開業を決めた。

 小峰さんは「ジェラートを食べて笑顔になり、今日もいい日だったと思ってもらえたら。地元の生産者さんと少しずつ良い関係を築き、地域にとってなくてはならない店になれたら」と夢を語る。

知人の紹介で決めたという店舗。青梅育ちの小峰さんには以前から馴染みがある場所だったと話す

 営業は土曜10時〜21時、日曜10時〜17時。青梅市御岳本町147。詳細はインスタグラムから。(@mitake_holiday_gelato)(多恵)