Weekly News 西の風

東京西部 西多摩8市町村の地域紙 タブロイド版/毎週木曜発行

【青梅】イタリアンシェフが打つ本格うどん「うどん雅びや」開店2周年

2026年8月6日

 奥多摩街道沿い、東青梅四丁目交差点からほど近い場所にある「うどん雅びや」が8月1日、開店2周年を迎えた。夜はイタリア料理店「Bisteria Gufo(ビステリア・グーフォ)」として営業する店で、昼の時間帯だけ暖簾を替え、店主の長田雅慎さん(44)が本格うどんを提供している。

 麺には厳選した北海道産小麦の全粒粉を使用。小麦本来の風味と深い味わい、しっかりとしたコシが魅力。温かいうどんと冷たいうどんで麺の太さを変え、昆布や鰹節から丁寧に取る自家製だしは、料理に合わせてかえしを使い分けるなど細部まで工夫を凝らす。仕上げに追い鰹を加え、豊かな香りを引き立てている。

 夏は冷たいうどんが中心。鶏、エビ、ナス、大葉、芽キャベツの天ぷらを添えた「天ざるうどん」(1720円)=写真=や、とり天と卵天をのせた「親子天おろしぶっかけうどん」(1380円)、イタリアンの要素も感じられる「梅トマつけうどん」(1180円)などを提供。定番の「肉つけうどん」(920円)も人気だが、メニューは季節に合わせて定期的に入れ替えており、何度訪れても新しい味が楽しめる。

 長田さんは調理学校卒業後、都心部でイタリアンやフレンチの修業を積んだ。2011年の東日本大震災をきっかけに自然のある地域への移住を考えるように。移住先を探す中で、実家の山梨県からアクセスしやすく、本格的なイタリア料理店が少ない青梅と出合い、「この地なら頑張れる」と移住を決意。2012年に「Bisteria Gufo」を開業し、2018年には現在の場所へ移転。2024年8月から昼営業として「うどん雅びや」を始めた。

 開業当初から、本格的なイタリアンやフレンチを気軽に楽しめる店を目指してきたが、近年の物価高騰で価格を抑えることが難しくなった。もともとうどん好きだったこともあり、「うどんなら本格的な味を比較的手頃な価格で提供できる。老若男女が気軽に楽しめる店にしたかった」と開業理由を話す。

 「創作うどんにはしたくない。基本を大切にしながら、その中でこれまで培ってきた経験を生かしたい」と長田さん。うどん専門店で修業していないからこそ生まれる自由な発想も大切にし、「これからも勉強を重ね、おいしいうどんを届けていきたい」と笑顔を見せた。

 

タブロイド版