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【あきる野】導かれるように、あきる野で ピアニスト朝川さんが演奏会 11/23キララホール

2026年10月8日

 あきる野市に暮らすピアニスト・朝川万里さん(58)が、2026年11月23日(月・祝)にS&D秋川キララホールで「あきる野音楽祭 第1回ピアノの調べ」を開催する。教え子のピアニスト・石田理咲子さん、奥山美香さんとともに舞台に立ち、連弾や2台ピアノで彩り豊かな音色を届ける。

 朝川さんはジュリアード音楽院、エール大学大学院を卒業。20世紀、21世紀のクラシック音楽を専門に日本、米国、欧州で演奏活動をする傍ら、放送大学や玉川大学で非常勤講師を務めている。2022年にあきる野へ移住。「海外を含めいろんな土地に住んだことがある。どこも少し違和感があったけれど、ここはしっくりくる」と頷く。

 移住のきっかけは山登り好きが高じ、「静かで練習に打ち込める場所を」と探していたこと。父親の小学校の同級生が大悲願寺の住職を務めている縁を頼って訪ねたところ、寺の一室を練習場として快く提供してもらえることになった。

 寺で練習を重ねるなか、演奏を聞いた住職から「せっかくなら大きな会場で地域の人に聞いてもらっては」と勧められた。寺で始めたシニアピアノクラスの生徒たちも、朝川さんの転居の際には草むしりや部屋の片付けを手伝ってくれた。若い頃には思いもしなかったが、年を重ねた今、人や土地との縁、身に起こる出来事に深い意味を感じるようになった。

 認められたい、大きなホールで弾きたいと必死だった時期もある。今はそうした執着を手放し、音楽そのものと向き合う。キララホールもニューヨークも音楽を分かち合う場であることは同じだと捉えている。

 あきる野での暮らしは、季節の移ろいを毎日感じられるのが楽しみ。庭のイチョウが色づく秋を心待ちにしている。シニアクラスには70代以上の4人が通う。80歳で始めた最年長の生徒は、3年経った今年「バッハも弾きたい」と言い出した。「その姿が私にもいい刺激になる」とほほ笑む。

 演奏会ではドビュッシーなど耳なじみのある曲から現代の作品まで幅広く披露。「音楽は高尚なものなどと考えず、リラックスして楽しんでほしい。地域の人に新しい音楽の扉を少しずつ開いてもらえたら」と来場を呼びかける。14時開場、14時30分開演。全席自由一般2500円、学生1500円。下記URLから購入する。

https://peatix.com/event/5125080

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