青梅 ワインソムリエのいる店 吉澤ワイン商店がオープン

ワインを手に微笑む店主の吉澤さん

ワインの輸入状態にこだわり、良質なワインを通信販売する「吉澤ワイン商店」(吉澤和雄店主)が5日、対面販売の店舗を青梅市新町にオープンした。長年、事業者向けにワインを販売してきた実績を持つ吉澤さんが店に立ち、ワインの説明を聞いて購入できる。

吉澤さんは3年ほど前から、「実際に見て選びたい」「話を聞きながら選びたい」という客の声を受け、対面販売をしたいと考えていた。当初は貸し物件を探していたが、条件の良い土地と縁があり、ワインの保存に適した建物を建てることにした。

ワインは紫外線で劣化するため、窓を作らず光をシャットアウト。24時間換気システムを導入。建物が熱を持たないよう外壁を白くし、店内の温度は常に18度に保っている。

店内の様子

店内は吉澤さんが20年の試飲歴で信頼の置ける輸入業者別に棚を分けており、2000円前後から数万円の商品まで1500本ほどのワインが並ぶ。タグには製造年、輸出国、輸入業者などの基本情報しか書かれていないが、吉澤さんが用途や予算に合わせて提案する。

たとえば贈答用なら渡す相手の性格、趣味などを細かく聞く。相手が厳格な性格だったら、ソムリエ職が国家資格になっているフランスのワインを勧めるなど「お客様にわかりやすく、身近なものに例えて決めやすくするのが私たちの仕事。お話ができるように、あえて最低限の情報しか書いていません」と吉澤さんは話す。

商品はオンラインと同様の商品のほか、移動中にラベルが劣化してはがれているなどオンラインでは販売しづらい商品も提供する予定。吉澤さんは「輸入状態の良いワインしか置いていないので、お客様には予算と色だけで選んでもらってもいいぐらい商品には自信を持っています。お気軽にご相談ください」と話した。

開店日時は毎週土曜14時〜19時。入店は一度に4人まで、予約優先。問い合わせはinfo*chaiyoshizawa.comまで。(藤野)
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