あきる野 黒茶屋 野外かき氷席新たに35席 四季折々の行事楽しむ空間に

木陰の涼しい場所に新設したお休み処「楽RAKU」
木陰の涼しい場所に新設したお休み処「楽RAKU」

 あきる野市小中野の黒茶屋はこのほど、敷地内に川、沢、竹林を望むお休み処「楽RAKU」を新設した。木が多く、日陰で涼しいスペース。南アルプス八ヶ岳の天然氷で作る名物のかき氷を、景色のいい席に腰を下ろして味わうことができる。

 かき氷を求めて混み合う夏場、すでにある野外テラス「水の音」(約70席)を補う形で新設した。かき氷を提供する「楽庵」裏手の川側に35席を確保。トイレも男性用1カ所、女性用は2カ所に増やし、客席、トイレとも車いす対応にした。

 将来的にはイベント用に一部を屋根付きの席にする予定。この空間を利用し、正月、節分、七夕、十五夜など四季折々の日本の祭り事を体験してもらう企画も温めている。

 同社の高水謙二社長は「お食事は食べれば消えてしまうが、体験したことは思い出としていつまでも残る。例えば節分には豆まきを、十五夜にはススキと団子の飾りつけをお客様にミニ体験してもらい、忘れられつつある日本の文化を見直してもらいたい。そうすることは、五日市という古いまちのイメージにも合っていると思う」と今後の構想を語った。

 かき氷はいちごミルク、あずき抹茶ミルクの2種類で各1000円。平日11時〜16時、土日・祝日は18時まで営業。火曜定休。9月は水曜が不定休。問い合わせは042(596)0129まで。(伊藤)