あきる野市引田 H.U. Bioness Complex 施設見学を開始 イオン前の巨大施設に潜入

圧巻! 18㍍のモニターで全自動化ラインの説明動画が流れる
圧巻! 18㍍のモニターで全自動化ラインの説明動画が流れる

 あきる野市引田に昨年1月に完成した巨大施設「H.U. Bioness Complex」(愛称・AkirunoCube)は、臨床検査業界、ヘルスケアビジネスにおけるリーディングカンパニー、H.U.グループホールディングス株式会社(本社・新宿区、代表執行役社長兼グループCEO・竹内成和)の中核施設。同施設では関係機関や教育機関等を対象とした施設見学を実施している。

 約12万2000平方㍍の敷地にある4つのCube(棟)を巡る施設見学は、来客者を迎えるエントランス管理棟「S(SOCIAL)- Cube」から始まる。施設見学には専属アテンダントが付き、H.U.グループが手掛ける幅広い事業領域について説明してくれる。

 世界最大規模の全自動化ラインと最先端技術を有する検査ラボ棟「T(TECH)- Cube」、グループの研究開発拠点R&D棟「I(INNOVATION)-Cube」、カフェ・ダイニングやホールなどがあり、施設利用者の心と体を健やかに育む厚生棟「W(WELLNESS)-Cube」を巡る。

全自動化ラインが稼働する様子も見学できる
全自動化ラインが稼働する様子も見学できる

 検査ラボ棟のコンセプト「清潔」「正確」を、白を基調とした壁や床で表現するなど、Cubeごとのコンセプトに合わせた内装を採用。また案内表示のピクトグラムもオリジナルのものを使うなど、細部までこだわり抜かれている。

検査ラボ棟の白を基調とした内装
検査ラボ棟の白を基調とした内装

 Cubeをつなぐ「Synapse」と呼ばれる回廊からは、グループを象徴する中庭「Bio Spring」が見える。美しい水辺があり、そこにはカリン、ザクロ、プラタナスなどの薬木が植えられている。中庭で昼食をとる従業員もいるなど、四季折々の風景は従業員や来客者を癒やしている。

施設見学専属アテンダントが事業について説明する様子
施設見学専属アテンダントが事業について説明する様子

 担当者が「見学に来ていただいた方に驚きと感動を与えたい」と話す施設見学には、このほかにもさまざまな仕掛けが用意されている。エンタメ業界を渡り歩いた竹内社長が自ら設計に携わったという施設は、エンターテイメント性あふれるものだった。

 同施設では臨床検査・へルスケア業界に親しみを持ってもらいたいと今春、地域住民との交流を目的とした「桜まつり」を開催予定。(鋤柄)