あきる野 武蔵引田駅 山のスパイス 週替わりのスパイスカレー 本格的な味にリピーター続出

この日のカレーは、チキンコルマ(カシューナッツのカレー)とチャナマサラ(ひよこ豆のカレー
この日のカレーは、チキンコルマ(カシューナッツのカレー)とチャナマサラ(ひよこ豆のカレー

 武蔵引田駅から徒歩10分の場所に、隠れ家のような小さなスパイスカレー店「Spice Curry Stand 山のスパイス」がある。一人でも入りやすいシックで落ち着いた雰囲気の店内で、本格的なスパイスカレーを楽しめる。

 店を一人で切り盛りする店主の佐々木ひかりさん(39)は、大のスパイスカレー好き。ずっとカレー作りが趣味だったが、コロナ禍の外出制限を機にさまざまな国や地方のスパイスを本格的に研究し始め、「どんどんのめり込んでいった」という。その後、タイミングよく自宅近くに賃貸物件が出たため、夢だった自分の店を昨年9月にオープンした。本業の傍ら店の代表を務める夫の光義さん(36)は「お客様はほとんどがリピーターで、とにかくいい人ばかり。お店を通じて地域の方々との交流が深められていてうれしい」と話す。

店主のひかりさん(左)と代表の光義さん(右)
店主のひかりさん(左)と代表の光義さん(右)

 メニューは週替わりで、手に入った食材や天候に合わせて独自にスパイスをブレンドする。ひかりさん自身が辛いものが得意ではないため、辛さは控えめ。好みで卓上にあるインド式の青唐辛子ピクルスで辛味を加えることもできる。

 副菜には地元農家から直接仕入れた有機野菜を使用し、内容は日替わり。ターメリックライスは、インド料理によく用いられるバスマティライスと日本米を混ぜて使う。

 カレー2種に副菜とパパドがついて1300円。テイクアウトのスパイス弁当は950円。コーヒーや自家製ジンジャーエールなどのドリンクや、キャロットケーキなどのスイーツも提供する。

 営業時間は11時〜17時。カレーの提供は15時まで(14時30分ラストオーダー)。以降はカフェタイムとなる。月曜・火曜、日曜、祝日定休。問い合わせ、詳細は公式インスタグラムから。(高野)