あきる野市小中野 ふとん工房たかはし 打ち直して半永久的に

打ち直す前の中綿を広げる髙橋さん
打ち直す前の中綿を広げる髙橋さん

 あきる野市小中野の「ふとん工房たかはし」(髙橋卓実店主)は今年、創業70周年を迎えた。3代目の髙橋店主が一人で店を切り盛りする。綿の布団は経年で繊維が絡みつぶれるが、打ち直しをすることで再びふっくらし、半永久的に使えるという。

 打ち直しの依頼を受けた布団の中綿は製綿所に送られ、粉砕されて再びシート状に成形。戻ってきた中綿を新しい布地に詰めていくのが職人の腕の見せ所。持ち主の体格や力が掛かる場所を見極めながら綿を詰めていく。同じ綿でも、職人が変われば仕上がりも変わるという。

 安価なポリエステル素材やベッドの普及で綿布団の需要は減ったが、地元には綿布団を愛用する人も多く、根強いリピーター客が店を支えている。高齢化で職人の人数も減少傾向にあり、髙橋店主は自店だけでなく製綿所で受けた他店の布団の打ち直しも担う。

 髙橋店主は「干してふんわりした状態で最高の寝心地を味わえるのが綿の良さ」と話し、「寝具は毎日使うもの。打ち直して快適に使い続けてもらいたい」と語った。

 営業時間は9時〜18時。月曜定休。打ち直しは1万円から。問い合わせは042(596)0345まで。(藤野)