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着物を気軽に、次の人へ「琥珀きもの」が移転オープン

2026年9月3日

 アンティーク着物を販売する「琥珀きもの」が8月1日、青梅織物工業協同組合1階(青梅市西分町)に移転オープンした。店主は、青梅市在住の琥珀さん。着物を日常のファッションに気軽に取り入れてほしいと、1着1000円〜1万円ほどで販売する。琥珀さんが着物地や古布で仕立てたオリジナル帯も8000円〜2万円ほどで取り扱っている。着物、羽織、帯をいずれも1000円で販売する「お着物循環会」を9月5日、6日の両日、同店で開催する。

琥珀さんが仕立てた帯

 琥珀さんが着物を着始めたのは3年ほど前。浅草寺で着物をモダンに着こなす若者の姿にひかれ、自身も週末に袖を通すようになった。動画を手本に毎日練習を重ね、約1カ月で着付けを身に付けた。着物姿をYouTubeで発信すると、少しずつ視聴者が増えていった。

 子育てが一段落したことに加え、古民家で暮らすのが以前からの夢だったことから、事務員として勤務していた大学を退職し、青梅市へ移り住んだ。

 移住後は、着物地や古布をパッチワークした半幅帯を作り、インターネットで販売。注文が入るようになった。80代の購入者から「終活で着物を処分する。よかったら、もらってもらえないか」と連絡が寄せられた。その出来事を動画で紹介したところ、全国から着物が集まるようになった。

 集まった着物を自宅だけで保管することが難しくなり、昨年10月、河辺町にアトリエ兼店舗を開業。その後、青梅織物工業協同組合のイベントに出店するように。同組合で営業していたリサイクル着物店の撤退に伴い、後継として出店しないかと声を掛けられた。織物の歴史を持つ場所は着物店にふさわしいと考え、移転を決めたという。

 琥珀さんは「着物は高価で格式が高いと思われがちですが、もっと気軽に、日常のファッションとして楽しんでほしい。ワンピースを選ぶような感覚で、その人らしい着こなしを提案したい」と話す。

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